千葉県船橋市で毎月1回開催しているカフェイベント「cafe-3-」のブログです。
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5月「cafe-3-」vol.33 ご報告
ゲスト喜久田さん

2005年5月1日(日)に行ったcafe-3-では、新たな企画として「クリエーターズ・ミーティング」をスタート!
ここで言う「クリエーター」とは何か新しいものをつくり出す全ての人のこと。その新しいものは、「パフォーマンス」だったり、「福祉」だったり、「おいしいお菓子」だったり。ジャンルを問いません。
これから1年間、特に船橋を面白くしようとしている方にゲストに来ていただき、お話をうかがいます。

記念すべき第1回目のゲストは喜久田裕介さん。船橋に演劇文化を根付かせたいという想いで今年4月に船橋で演劇の公演を行った方です。会場のコミュニティカフェ〈ひなたぼっこ〉では、テーブルを囲んで、まちにとっての演劇の重要性について話が弾みました。

ミーティング風景1

ミーティング風景2

以下、議事録の抜粋です。


クリエイターズミーティング議事録

<主催者あいさつ>
このクリエーターズ・ミーティングでは、何かを創りだす人はどんな人でもクリエイターという考えのもと、船橋を中心に活動なさっている方々をゲストにおよびして、いろいろのお話を伺います。

「まちを元気にしていく」ということに必要なのは何よりも人。その中でも、「情報を発信する」「物語をつくる」「新しい雰囲気をつくる」などの力を持つ人たちが、これからのまちをつくるのには必要だと思います。その代表的な例として、「アーティストがいる」ということはそのまちを元気にするためのひとつの大事な指標なのではないか?と考えています。

<参加者自己紹介>

<インフォメーション>

<喜久田さんのおはなし>

 ご紹介にあずかりました劇団「デキシK」の喜久田です。演劇をやっていまして、今後、船橋でやっていこうと考えています。4月の2日、3日に<ひなたぼっこ>の近くの宮本公民館で公演をやりました。劇団といってもたいしたものではなく、僕1人とあと2、3人で回っているようなものです。
 
 まずは僕の自己紹介から。八千代に東京成徳大学というのがありまして、そこに演劇部「日替わりランチ」というのがありました。中学・高校までは、演劇なんて、「オタク、根暗の集まりだ」というようなイメージがあったので、僕も最初は吹奏楽サークルに入っていました。でも、ちょっと見に行ってみたら、皆、すごく熱意があって活動しているのだな、ということがわかりまして、役者を中心に活動していました。年に4、5回、小さい20〜30分程度の公演をやりつつ、年に1回、都内の劇場をかりて公演をやるようになりました。2年生からずっと部長をやっていたのですけれど、3年、4年になって皆が就職活動をするようになったのですが、僕はもう少し演劇を続けてみたいなと思いました。演劇は専門誌的なものが他の分野に比べて少ないと思いますが、その中でも「演劇ぶっく」という雑誌が主催している、「ENBU」ゼミという演劇のスクールに、在学中から通うようになりました。「ENBU」ゼミは、役者を目指す人たちが通うところなので、僕も理想は、役者で食っていけたらな、と思っていました。大学4年の3月「青春ネオヘルメット」という作・演出を手がけた作品が意外と好評だったので、それも面白いなと思うようになりました。

 大学を卒業して、「ENBU」ゼミも終わり、他の劇団の入団試験を受けることも考えたのですが、やりたいところもそうなく、足踏みをしている状態でした。そこで考えたのは、作・演出をやりたいな、ということでした。演劇というものは都内でやるもの、という印象があります。都内には劇場があるから。船橋にもきららホールや、勤労市民センターというようなホールはありますが、集客が100人くらいの劇団で考えると、キャパシティが広すぎて、借りる料金が高すぎます。無名の若手の劇団の集客としては、1回の公演で50人前後の、ホールなどを改装したようなスペースは、新宿より先に多く存在しています。船橋の今の状況はまだ厳しいといえますが、逆に、船橋なら、「演劇の文化が根付いてない」ということもあり、ここならうまくいけばお客さんが増やせるのでは?単純に言えば「ライバルがいないぞ」ということが考えられるのではないかと思います。

 普段、演劇は悪い意味で閉ざされている世界です。小さい劇団というのは、それこそ、何百、何千もあります。ほとんどの劇団は、旗揚げ公演で終わるところが多く、1年つづけば5年はつづきますが、そこでまたやめていく人たちもいます。1回公演をして、次につながるかどうかが大切です。働きながら公演を打つということで無理をしない程度で考えると年に2回はやることになります。それでも就職しながらだと手一杯になって、あまり質がよくなく、面白くなければお客さんは来ません。やっているほうも「これではまずい」というように思います。というような経緯で、船橋で演劇をやっていきたいな、と思うようになりました。本当はもっと、2〜3ヶ月に1回、公演をやりたいなと思っているのですが、一番問題なのは、「劇場がない」というところです。宮本公民館は、設備も立派で借りる料金も安く、キャパシティが300というのは大きいのですが、まあよいところです。ただし、宮本公民館は、年1回しか使えないというところが問題です。あとは、きららホールで年3回くらいできるようになれたら、と考えています。

●司会:では、船橋に「足りないもの」というと何でしょうか?

 船橋に足りないのはまず、「劇場が足りない」ということです。大きい劇場はそれこそたくさんあります。300人〜400人入るようなところです。中央公民館や勤労市民センターなど。それらは若手の劇団にとってはいきなり使えるものではありません。だから皆、東京の劇場が集中しているところに出かけていって公演をしています。それは千葉だけに限らず、茨城などの劇団も西東京のほうまで出てきて、公演をしています。船橋には大きい劇場があるので、それを支えるような20人、30人程度の小さい劇場がすこしはあれば、ピラミッドではないけれども、回っていくのではないかと思います。
 また、船橋は高校演劇も盛んです。薬円台高校などは2年連続全国優勝するようなところです。ほかにも盛んなところは数多くあります。高校までは演劇をやる土壌があるのですが、その人たちは大体の人はやめてしまうか、やりたい人は西東京に出たり、大きな劇団に入るなどという状態が多く、船橋には残らない、という現状があります。

●司会:では、このクリエーターズ・ミーティングの重要要素、「船橋のまちをもっと面白くするにはどうしたらよいと思いますか?」

 「船橋のまちをよくする」ということでいいますと、西東京、中央線沿い、下北沢などの若者文化の根付いているところはどこも、小劇場、ライブハウスなどが充実しており、まずはそこにいろいろな人たちが集まってきます。最近テレビによく出てくる松尾スズキさんなんかも最初は芝居をやっていなかったのに、下北沢に住んでいたら、周りが皆芝居をやっていたのでやってみたら、今ではあんなに有名になっているみたいです。下北沢も最初は若者のまちではなかったのに、少しずつ変わってきたという経緯があるようです。船橋がこうなったらいい、ということでいうと、演劇をやっている僕としては、「小劇場」を増やすことです。小劇場があれば、若い人たちは集まってくると思います。潜在的に、演劇をやっている若い人たちは皆、このあたりに住んでいるけれど、東京に行っているだけだと思います。東京タンバリンの瓜生さんも船橋に住んでいるのに、活動は東京、という人が多いです。ダンサーもいっぱい住んでいます。

<質問タイム>

◎オオツカさん:やる場所がないから、住んでいるだけで、活動は別、なんですね。
◎サトウさん:東京で一旗あげてやるぞーといった感じですかね。
●司会:船橋で活動をしたい、ということですが、具体的に言えば、何があればよいでしょうか?
○喜久田さん:光の入らない地下室がひとつあって、上に少しバトンを通す感じですぐに小劇場になります。暗転ができるような状況があれば、よいのです。
●司会:喜久田さんは「まちに演劇が必要」だと思われますか?
○喜久田さん:まちに活気を呼ぶことには、まず大切なことだと思います。荻窪などは栄え方でいうと船橋と大差ないと思いますが、イメージが全然違うのではないかと思います。
◎サトウさん:船橋は栄えている感じがしますか?習志野台にお住まいになられていて、どんな感じがしますか?
○喜久田さん:船橋はお店がいっぱいありますよね。西武百貨店、東武百貨店があるのが大きい印象ですよね。
●司会:横浜にSTスポットという地下の劇場がありますよね。あれができるまでは横浜に劇団なんてないよ、という感覚でしたが、あれができることによって、あそこでやりたいという劇団やダンスカンパニーがたくさん増えました。船橋には今はありませんが、劇場ができれば増えていくのではないでしょうか。
◎サトウさん:気軽な運営のできる場所があればよいのですね。いついつ貸して、といえば、借りられるような空間が。
◎キン(caF)なたぼっこ>はそれに当たるような活動をしていますよね。
○喜久田さん:「船橋をもっと面白いまちにするために」「船橋にはこういう劇場があればいい」という意味では、20人〜50人までの小劇場があればと思います。

<フリーディスカッション>

◎オオバ(caFインターン):劇場がほとんどなくて、人材がこのまちではなく、西東京に流れていってしまうということだったのですが、小劇場を作ると、しっかりと、そこを軸に使うクリエイターが集まってくるのか?ということを疑問に思ったのですが。
◎喜久田さん:最初から使うところはたくさんくると思います。そこが面白いかどうかということは別だと思います。地元でやるからといってナメた感じで、高校とか大学の演劇部のノリでやろうぜ。ということばかりになると、それでは目的達成にならないと思います。けれども、小劇場が本当にできたとして、それを料金制にしたときは、面白くないところは、なくなるとかやめていくことにはなると思うので、作ってすぐにはそうはならないかもしれないけれど、やっていくうちに変わっていくのではないかと思います。ライブハウスを劇場の代わりにするということはあります。
◎コウノさん:NPOベースで新しく生まれてくるような、クオリティは高くありつつ、誰でも参加できて、なおかつ必要とされているような新たなアートが生まれてくるのではないかと思います。かつての新宿のストリップ界隈を中心として生まれてきたようなアングラ演劇は、時間が経ったあとで神話になっているようなもので、やっている間はわからなかった。けれども、結果、日本を突き動かすようなムーヴメントができあがった。
◎サトウさん:商店街を活性化しましょうという流れの中で、つぶしのきくハコをたとえば商店街の中に作るということで、活性化につながることになるのでは?
◎ツチヤさん:千葉商科大学で小岩でチャレンジショップのようなことをやっていました。演劇やいろんなことができる場所として運営して行こうとしたが、ちょっと法律の問題で無理になってしまった。
◎オオツカさん:千葉商科大学のゼミでも、大学の近くに、地域住民の方と交流をはかりつつ仲良くしていくという通称「小栗ハウス」というのがあります。家賃を払っているのは実際、小栗先生個人。
◎ヤマモト(caF):ハコがあればくる、ということと、船橋は面白いことをやっている、面白い演劇がある、というイメージを強く持ってもらえれば、と思いますね。また、子ども劇場とか、演劇鑑賞会とか、いろいろな鑑賞団体が、船橋にはあると思いますが、たとえば高校演劇しかり、若手の作品を見る場所があればと思いますね。
◎シモヤマ(caF):演劇鑑賞会は、「中ホールをつくる会」という団体をつくっていて、もう20年以上活動をしています。これは700人規模の劇場をつくろうとしているようです。船橋の半歩先を行く活動としては、「CET」が挙げられると思います。
◎クラモト(caF):「CET」というのは、「CENTRAL EAST TOKYO」という大規模なアートプロジェクトなのですが、オフィス街がアーティストによって変えられていき、とても面白い活動を毎年繰り広げています。
◎ヤマウラ(caF):僕は春からつくばに引っ越したのですが、そこには市役所が5つあります。研究学園都市に住む人たちは、一定期間しかそこにいないので、また別のコミュニティといった感じ。つくばの学生たちは、大学の20キロ圏内に生活しています。大学の中では、いろいろな活動が行われており、めちゃめちゃ楽しいので、逆に学生はそこに引きこもりがちになります。また、大学内のことには興味があるのですが、つくば市のことについては、ほとんど興味がありません。また、地元の人たちも、学園都市は30年くらい前にできたばかりなので、よそ者的な反感があります。船橋を通過駅、ステーションだとすると、つくばは逆に出発点かな、という気がします。つくばで活動している人たちで、ポテンシャルの高い人たちは皆、東京に通って活動をしていて、全然つくばのまちに対して興味がないといった感じの、非常に変なまちです。
◎サトウさん:つくばというのは、産官学が一致したイメージですが…。
◎ヤマウラ(caF):それは、ピラミッドの上のほうの状況ですね。つくばの学生たちはみんな、つくばのことをだめだと思っているみたいです。すごく生活範囲がないので、皆刺激を求めて東京に出て行く。また、最近つくばエクスプレスができるので、どんどん外に出て行ってしまうのでは?つくばでも、面白いことをやっている人たちは皆、同じ人たちです。でも、まちとしてはとてもきれいだし、そこにいる瞬間は楽しい場所です。つくばには、ハードはあるけれど、ソフトはないです。また、つくばの芸術学の人たちも、個展はつくばではなく、東京で開くという状況みたいです。
◎オオツカさん:限られた人がつくばにいるという状況があるからなのではないでしょうか。
◎ヤマウラ(caF):つくばを少し出るともう、田んぼ。そこの人たちと交流がないということで、最近は、「つくばハム」みたいな、物産品を集めていくような動きが出てきているみたいです。
◎オオツカさん:船橋をもっと面白いまちにするために、非常に演劇はすばらしいな、というように思いました。地元の話で新松戸の話をすると、専修大学が駅前にできました。地元では都市開発が発展していなかったのですが、ここ最近になって大学ができたら、どんどん新しいものができてきて、人が人を呼んで、まちを変えた、といった感じです。船橋では、先ほど小劇場を作ったほうがいいよ、という話がありましたが、自分は作らなくても、野外などを利用して、何かできたら面白いのではないかと思いました。こういうことを続けていくと、結果的に行政も動いていくのではないかと思いました。船橋の地域性を活かしつつ。
◎キン(caF):ライバルがいないから始めていこう、と思って実現し始めた喜久田さんが呼び水となるのではないかと思います。
◎喜久田さん:小劇場を作ることで、「まちにハクがつく」というのが大きいのではないかと思います。まちに劇場がある、ということは誇りになるのでは?行政がつくるのではなくて、民間みたいな感じで運営されていくとうれしいですね。「公民館」と言われて普通の人がスルーしてしまうような場所ではなく、お客さんを呼ぶ目的で劇場を作っていく、ということになると、名前からして変わってくると思います。
◎シモヤマ(caF):今、お客を呼べている劇場、というのはたとえば世田谷パブリックシアターでいうと、アーティストが設計から関わっていくとか、運営にコミットしていくということが必要だと思います。
◎サトウさん:何も知らない人が運営するというのはやっぱりだめでしょうね。ある程度の専門性を持っていないと。演劇をやっちゃうNPOをつくっていって、NPO、行政、会議所などを抱き込んでいってもらえれば、やる人たちはやらざるをえなくなってしまうのではないかと思います。NPOに関する県庁の補助金などもありますよね。私は大学で水道橋まで通っていたので、必ず船橋で乗り換えて通っていました。すごく栄えているな、と学生時代は思っていたんです。そこから商工会議所に入って、市内の道を車でぐるぐる回るようになって思うことは、船橋は極端だということ。中央部と、その端、サテライト的に栄えているまち(津田沼など)がそれぞれあって、すごい規模。鉄道もすごく敷かれているのに、たとえば三咲と本町を比べるとどうしてこんなに差があるのか、ということを思うようになりました。何百年も前から住んでいる人たちもいれば、新しくできたきれいなマンションの住人などもいて、不思議です。地元の商売をしている人たちと接していても、歴史が深いので、そのぶん何かひとつやろうとしても、根が深い。56万近くの人間がいるので、なかなかひとつのイベントをやろうとしても難しい部分がある。けれども、その中でも真剣に何かやりたいと考えている人たちはたくさんいるので、何とか提携していきたいと思いますね。商工会議所でも、いわゆる「地域の活性化」と「地域の商売をよくする」ということは一体だよ、という考えの下、どういった形でそれがやれるのか、というところを考えている最中です。
◎シモヤマ(caF):例えば企業の経営者の集まるサロンのようなところに喜久田さんみたいな若いアーティストが参加したりしたら、何らかの支援が生まれることがあるかもしれません。お金や物件ではなくて、交流をしていくだけで、新しく生まれてくることもあると思います。商工会議所は人が命の場所。われわれNPOとしては、これからも商工の人、アーティスト、大学の人などをうまく巻き込んでいく力になっていけたら、と思います。
活動報告 | 10:13 | author : 山本佳美
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